イギリスで製造されているリレンザ、治るまでの期間

 リレンザは、イギリスの製薬会社で製造されています。インフルエンザウィルスの増殖を阻止する薬で、粉末状になっており、吸入して使用します。インフルエンザウィルスに感染してから48時間以内に使用すれば、治るまでの期間を短縮できます。
 リレンザは、直接ウィルスを撃滅することはしませんが、ウィルスが増殖できないようにするため、感染のごく初期に使用すると、ウィルスは少数のまま狭い範囲に封じ込められます。間もなく体内の免疫細胞がウィルスを発見し、消滅させます。インフルエンザウィルスのような強毒性の異物が侵入し、増殖を繰り返していることを感知すると、体内の免疫システムはフル稼働すべき、高熱を出して活性化します。熱が出るのはこのためで、むしろウィルスを退治するためには必要なことです。ウィルスが少数のままごく狭い場所にしかいないなら、退治するのは簡単で、短い時間で全滅させられますから、高熱を保つ必要はなくなり、すぐ熱は下がります。ウィルスの数を少ないままに抑えることで、リレンザは解熱に貢献します。早い時期にウィルスが撃滅でき、熱が下がれば、体力の消耗もさほどなくて済みますし、回復も早まり、早期に職場復帰できます。
 リレンザをインフルエンザの予防薬として使用できれば、流行シーズンにウィルスがある程度侵入したとしても、まったく増殖ができませんから、感染という事態にはならないことになります。高熱も出ず、症状も現れず、効果的に予防できるというわけです。同居する家族が感染した場合の感染率は9%ほどありますが、リレンザを予防薬として使用すると1%ほどとなります。ただ、予防薬としての使用には制限があり、使えるケースはごく限られています。

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